色を塗る時、皆さんはどんな塗り方をしているでしょうか? 濃く、淡く、べたっと、さらっと…
様々な塗り方がある中で、表現したいものによって塗り方を工夫していますか?
ここでお伝えする5つのポイントを押さえれば、よりリアルに立体感のある猫を描くことができます。
私が何年も動物を描いていて、気づいた色を塗るときのコツです。
これに気づいてから、表現の幅が大きく広がりました。
まず淡い色で下地を塗る
下地となる色です。これから上に塗り重ねるため、まずは淡い色、薄い色を塗ります。
模様を描くときは、骨格も意識する
模様はただこんな感じにしてしまうと…
全然リアルじゃないですよね。
骨格の上に筋肉、毛皮がのっているイメージで模様を描くと、よりリアルな猫の絵に近づくのです。

毛並みを描き重ねる
初めに淡く塗っていた上に、その色よりも濃い色かもしくは透明度をあげた色をのせます。この時、毛の1本1本と毛の生えている流れを意識するといいですね。

模様だけでなく、影や明るいところも塗り重ねる
猫の模様を描くのはもちろんですが、さらにその模様の上に落ちる影や光も描いていきましょう。
この時、影をたんに黒で塗ってしまうと浮いてしまう可能性がありますので注意です。
塗る場所によって、影の色を変えることが大切です。
例えば、こげ茶の模様のところに影を描く場合、使った色より少しトーンを下げた色で影は入れます。
(デフォルメで、陰影をはっきり描きたい場合は黒をのせてみてもいいでしょう)
白い毛の部分にも色をのせる
白い毛って、どう描いていいのか分からないってことありませんか?
白いキャンバスに白で毛を描いてもあまり効果が見えないし…何も描かなくていっか!みたいに思う方もいるかもしれませんが、
この白い毛の部分もきちんと表現すると、猫の柔らかな質感と肌触りを感じられる絵に近づきます。
白い毛の部部にも、よく見ると影と光の部分が存在し、それを描くイメージです。

白には薄い肌色やピンクを影としてのせるといいでしょう。
終わりに
今回デジタルで描き方をお伝えしましたが、この5つのポイントはアナログでも使えるコツとなっています。
意外と見落としがちなこれらのポイントですが、よりリアルにかわいいにゃんこを描く助けとなれば幸いです(=^・^=)